オークションYやフリマMでギターを探すときの「地雷ワード」の話

楽器

オークションサイトやフリマサイトでは多くの楽器(特にギター・ベース)が出品されています。楽器をやっていれば当然、どんな楽器があるのかは気になりますし、時間があればポチポチ見ているんじゃないでしょうか。

さて、楽器店やリサイクルショップ以外に「個人売買」でギター・ベースを買うケースも増えていますが、そこはやはり「ずぶの素人」が売り手になっているパターンを警戒しないといけません。

ということで、YオクやMカリなどで購入したことがない、またはギター・ベースを触って間もないけれど2本目に興味があるという方に向けて、「この文言があったら警戒せよ」という「地雷ワード」をいくつか掘り下げてみます。

※この記事は主観と偏見を多分に含みますので、予めご了承ください。また、誠実な取引をされている出品者様の方が大部分であると信じております。

代表的なNGワード

「激鳴り」

  • よく見ます。意味不明です。
  • 何が激しく鳴っているんでしょう。ボディが妙な共振でもしてるのでしょうか?
  • そりゃエレキギターなんだから、音が鳴るのは当たり前です。
  • 20年くらい前のバンド雑誌の広告でたまに見かけた表現です。
  • 多分よくわかってない人が、それっぽいことを書いてます。

「音を出す環境がないため動作未検証です」

  • 時々見ます。
  • 単に「動作確認できない」よりも、もっと闇深い問題があります。
  • 気になるのは「通電して音が出るか否か」よりも、「練習用のアンプすら手元にないような人が、ギターを適切な状態で保管していたとは到底思えない」ことです。
  • そもそも「確認のために弾いてすらない」場合もあるので、総じて電装系だけじゃなく、ネックの状態もあまり良くない可能性が高いです。

「旦那の(妻の)ギターです、詳しいことは分かりません」

  • はい、完全に地雷です。
  • 楽器に全く興味のない配偶者が「断捨離」と称して勝手に出品している可能性があります。
  • ただし、楽器自体の手入れは“本来の”持ち主によってキチンとされている可能性があります。
  • 往々にして楽器の扱いを知らないので、「直接のプチプチを巻いただけ」のような、とんでもない梱包で届く可能性があります。
  • なまじ無事に届いたとしても、勝手に売られた可能性のある方の心情を考えると、特級呪物を扱うかのように気持ちになる可能性があります。

おまけ:ヘッドロゴを鮮明に写していないギター

  • 例えば、ボディシェイプは明らかにミュージックマンなのに、頑なにヘッドロゴを写さないし、ミュージックマンですという説明もない(でもページ内には「ミュージックマン」のタグが入っている)。
  • 「匂わせ」で売ろうとする商品は100%パチモン、そして堂々と「コピーモデル」であることを謳えないなら商品自体も碌なもんじゃない(可能性が高い)。

まとめ

ある程度楽器を触った経験があれば、本能的に「あ、これはヤバい物件だ」という雰囲気を感じ取れるようになるのですが、楽器を数多く見ていない(慣れていない)うちはついつい「都合のいい売り文句と価格」に騙されてしまうことがあります。

明らかにヤバそうな楽器を感じ取る嗅覚(そして図らずも手に入れてしまったヤバい楽器すら愛せる心)を持てないうちは「YオクやMカリなどのフリマアプリで購入しない」のが無難です。

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