新型コロナウイルスは思ったよりすぐ隣にいるよって話

アイキャッチ:マスクをした少女 雑記・忘備録
picture by Marcos Cola, Pixabay

私事ですが4月の終わりから5月初旬まで、新型コロナウイルス(COVID-19)陽性者の「濃厚接触者」として、自宅待機をしていました。

今はもう潜伏期間とされる2週間を過ぎ、体調等も平常時となんら変わらないため、またいつもの日常に復帰しています。

経緯

私のケースは、職場関連で陽性者が発生し、その濃厚接触者A氏が陽性、そのA氏と少し雑談をしていた私と他数名が「濃厚接触者」として保健所から認定されました。時間にすれば15分程度、換気された広めの部屋にマスクをして距離も2メートル弱離れていましたが、その場にいた全員が大事をとって、ということのようです。

時刻は夕方前、濃厚接触者認定を聞いた時点で私は会社にいましたが、総務部の方から「即刻帰宅」の命令が下され、簡単な引き継ぎの上で帰宅しました。その後の業務は電話とメッセンジャーなどリモートでやり取りをしました。また、社内は保健所職員立ち会いのもとで消毒作業を行なったようです。

処置・検査・自宅待機

帰宅から検査まで

帰宅後、保健所からの電話でPCR検査の実施場所と日時(私の場合は翌日の昼・ドライブスルー方式)と、自宅での過ごし方等が伝えられました。

翌日の昼、指定された場所へ行くと、同じく検査対象の方だろうという車が何台か駐車していました。定刻となり、職員の案内のもと車列に着きました。名前と生年月日を確認された後、防護服を纏った方数名による、細長い棒を使った鼻粘膜からの検体採取は十数秒で終了し、全行程約20分、そのままスムーズに運転して帰途につきました。

余談ですが、私自身、鼻からの検体採取による痛みは以前、インフルエンザの検査で一度経験しました。その時の感覚を思い出し「まあこんなもんだろう」と構えることでなんとか乗り切りました(私はあのなんとも言えない刺激の感じを「鼻グエッ」と呼んでいます)。

検査後から自宅待機終了まで

PCR検査の結果は翌日の昼に電話で伝えられ、ひとまず陰性とのことでした。当然、この結果は100%正確なものではないので、陽性者と濃厚接触(雑談)のあった日から起算して2週間の経過観察(自宅待機)となりました。

保健所からは、自宅待機中は「(できれば)家族とも少し離れた空間で過ごす」「食料品などの買い物は必要最低限・短い時間で」「自動音声の問診に対して検温結果や体調などを回答する」などの要請や制限事項がありました。また、経過観察中に所見(発熱等の症状)がなければ、再度検査等もなくそのまま終了とも伝えられました。

世間はいわゆるゴールデンウィークに突入していて、これまで閉じ込められていた鬱憤からか、箍が外れたかのように出歩く人々が多かったようです。

私自身は、近くのコンビニへの買い物や、人気の無い夜に近所を1・2度散歩した以外は完全に外出を自粛していました。そんなに出歩きたいタイプの人間ではない方なのですが、缶詰めにされた状態でずっと同じ空間・同じ景色ばかりを見ていると、違ったものを見たくなるのだと改めて実感しました。ただその我慢の甲斐もあってか無事、体調の変化もなく経過観察は終了しました。

最後に

自分がどれだけ気を付けていても、ウイルス自体はすぐそばにあります。そして当然目に見えませんし、感染するときはします。それでも、引き続き「うがい・手洗い・マスク」「3密を避ける」を徹底し、自分が感染しないように、そして周囲の人に感染させないように、一人ひとりが努めていきましょう。

また、ワクチン接種に関する情報が各自治体で少しずつ出ていきていると思います。まずは医療・介護関係者や高齢者などからですが、順番が回ってきたら必ず打ちましょう。集団の7割以上の人が抗体(免疫の壁)を持つことで、それ以上感染が広がりにくい傾向になっていくという研究結果があります。またワクチン安全性については、通年のインフルエンザワクチンと遜色ありません。

最後に、この状況下において医療活動にあたられている全ての関係者の方々に感謝申し上げます。

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